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福島県いわき市にある日本中央競馬会(JRA)の競走馬リハビリテーションセンターで26日、レース復帰を目指す馬たちが利用するプール開きがあり、サラブレッド5頭が初泳ぎした。
好天の下、2020年度JRA最優秀障害馬のメイショウダッサイなどが調教師に引かれて1周40メートル、深さ3メートルのドーナツ形屋外プールを3、4周ずつ泳いだ。時折「ブルルッ」と鼻を鳴らし、水を飲んでげっぷをする姿も。
プール調教は脚に負担をかけずに心肺機能を高められる。10月中旬まで平日はほぼ毎日行われ、無料で見学可能。小平和道所長は「馬が泳ぐ迫力や息遣いなどの魅力を感じて」とPRしている。
千葉県柏市から訪れた競馬ファンの会社員の男性(42)は「泳ぐ馬を目の前で見ることができるとは思わなかった」と喜んでいた。